英語が難しい…「ビジネス向け」はもっと難しい
ストレスとプレッシャーが付きまとうビジネスの世界、自分や会社の意図を取引相手に伝えるコミュニケーションの雨量は必須です。しかし、それが日本語ではなく、英語で進められるとしたら…とりわけネイティブではない私にとって、商談の入り口となるメールを書くことは困難を極めます。簡単な挨拶ならともかく、専門的な表現や言い回し、相手の文化やマナーまで…それぞれの違いに対応しながら、的確かつ丁寧なメッセージを伝えなければなりません。そこで今回、ビジネス英語でのメール・手紙についてまとめました。
- こんなに違う!? ビジネス英語表現5選
- 自動翻訳ツールを使いこなそう!
- 送信…待った!最後はやっぱり「人の目」で
- まとめ:自動翻訳は有能な秘書 主役は本人
こんなに違う!? ビジネス英語表現5選
一般的な言い回しとビジネス英語表現にはどんな違いがあるのしょうか。
その違いを5つ紹介します。
1. ~してほしいのですが
一般的な言い回し: “I want to ask you about our upcoming meeting.”
ビジネス英語表現: “I would like to inquire about our forthcoming meeting.”
丁寧さとフォーマルさが重要です。
“I want” ではなく、”I would like to inquire” のようにすると丁寧な言い回しになります。
2. 困ったときは…
一般的な言い回し: “I don’t understand this part of the report.”
ビジネス英語表現: “I am having difficulty comprehending this section of the report.”
「わからない」ことを明確かつ丁寧に伝えるために、”I am having difficulty” のような表現を使用します。
3. 送る=Sentだけ?
一般的な言い回し: “I will send you the details soon.”
ビジネス英語表現: “I will promptly forward the pertinent details to you.”
“Send” の代わりに”forward” を使用してすると「お、やるな!」という印象を与えます。
4. ごめんなさい!
一般的な言い回し: “I’m sorry for the mistake.”
ビジネス英語表現: “I apologize for the oversight.”
”Sorry” の代わりに “apologize” 、”mistake” の代わりに “oversight” を使うと謝罪がよりフォーマルに見えます
5. 「返事がほしい」ときは
一般的な言い回し: “I need your answer by Friday.”
ビジネス英語表現: “I kindly request your response by the end of the day on Friday.”
“Need your answer” の代わりに “kindly request your response” を使用し締め切りを具体的に指定しています。
ビジネス英語メールを書く際には、上記のような表現パターンを覚えながらフレーズを選ぶと、相手に丁寧で専門的、好印象を与えることができます。
自動翻訳ツールを使いこなそう!
効果的なビジネス英語メールを書くためには、正確な翻訳が欠かせません。
ビジネスコミュニケーションにおいて優れた性能を発揮する、おすすめの翻訳アプリ・AIツールを紹介します。それぞれの特徴や利点、使用する際の注意点を考えてみましょう。
Google翻訳
DeepL
Grammarly
- 自動翻訳アプリの利用: 自動翻訳アプリは、素早くテキストを他言語に翻訳するのに便利です。ただし、完璧な翻訳を保証するわけではありません。基本的なアイデアや情報を得る際には役立ちますが、ニュアンスや専門的な表現は注意が必要です。
- AI生成ツールの活用: AI生成ツールは、文章を自動生成する際に役立ちます。特に、フォーマルなビジネス英語メールの文体や表現を学ぶ際に有用です。しかし、生成された文章は必ずしも適切な表現とは限らないため、検討と編集が必要です。
送信…待った!最後はやっぱり「人の目」で
自動翻訳を使用して「らしく」訳されたとしても、正しく翻訳されているかのチェックはやはり「人の目」です。AIや自動翻訳の際に生じる誤解・誤訳jは、ニュアンスの違いを防ぐためは抑えなければいけないポイントがあります。
文脈の理解: 翻訳や生成された文章を、元の文脈と照らし合わせて確認しましょう。意図したメッセージが正しく伝わるかを確保します。
専門用語とニュアンス: ビジネス英語には専門用語やニュアンスが多く含まれます。翻訳や生成ツールがこれらを適切に処理できているか確認し、必要に応じて修正します。
これらは、やはり「人の目」でないとチェックができないかもしれません。ニュアンスひとつで会社に大きな損失をもたらすかもしれないだけに、機械の力を過信せず、送信前に入念にチェックしたいものです。
まとめ:自動翻訳は有能な秘書 主役は本人
英語でのビジネス文書、ビジネスメールの作成に、自動翻訳アプリやAI生成ツールは大きな力となり、時間も生み出してくれるでしょう。ただし、これらのツールはあくまで補助的な役割であり、人の目による検討と編集が欠かせません。正確な情報伝達と専門的なニュアンスを保ちつつ、商談・交渉の成功に向けた英語メールの書き方をマスターしましょう(おしまい)
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